保存忘れやフリーズ、うっかり上書き保存の時は「キャンバスの復元」を確認してみよう

突然クリスタがフリーズした・落ちたという時、また描きかけのファイルを保存し忘れてクリスタを終了してしまった時、そして上書き保存をしてしまったけど以前の状態に戻したいという時、自動バックアップ機能である「キャンバスの復元」がONになっていると助かる時があります。必ずしも希望通りに元に戻るというわけではありませんが、賭けのつもりでバックアップファイルを確認してみるとかなり助かる場合があります!

「キャンバスの復元」はデフォルトでONになっている(らしい)

自動バックアップがONになっているかどうかはメニューバーのファイル>環境設定>ファイル で「キャンバスの復元を有効にする」がONになっているかどうかを確認します。どうやら、「キャンバスの復元を有効にする」にはデフォルトで最初からチェックが入っており、自動バックアップがされるようになっているようです。

↓このように、チェックが入っていれば自動バックアップ機能はONになっています。

「キャンバスの復元」がONになっているのを確認したら、バックアップフォルダを探す

「キャンバスの復元」がONになっている場合、クリスタでファイルを開くと特定のフォルダ内にバックアップファイルが作られ、そのファイルが一定の時間おきに更新されていくようです。

Windowsの場合、OneDriveを使用していないスタンダードなPCで確認してみたところ

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\CELSYSUserData\CELSYS\CLIPStudioPaintData\InitialBackup

にバックアップファイルが格納されていました。「InitialBackup」で検索すると早そうです。

(以前は C:\Users\ユーザー名\ドキュメント\CELSYS というフォルダ内にあったようですが、「ユーザーデータフォルダーの移動」という機能が追加されたことに伴ってか、Version 1.10.13からは現在の場所に変更になったとのことです。)

フォルダ内にはこのように自動的にバックアップされた.clip形式のファイルが並んでいました。元のファイルのあるフォルダ名+ファイル名という形でファイル名がつけられているようです。

このバックアップファイルも一定時間ごとにバックアップされているものなので、特にクリスタがフリーズした時などは最新の状態ではないかもしれませんが、1から描き直しをするよりはかなりマシという救済になるかと思います。困った時にはこのバックアップフォルダを覗いてみて下さい。

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